カジノ誘致の是非を問う「直接署名運動」に対するREAL OSAKAの見解

いま大阪では、市民等が「カジノ誘致の是非について住民投票を実施し、大阪府民の意思を問うべき」として、「カジノの是非を問う住民投票条例」の制定を求める直接署名運動を始めようとしている。

大阪IRカジノ誘致の問題点として、すでに

  1. 10万㎡以上のMICE(展示場・会議場施設)を設置するはずが、開業当初2万㎡、15年後には6万㎡と大幅に縮小されることにより、国際的なイベントや大規模イベントは結局、大阪には誘致できないことから、経済効果が見込めないこと
  2. 当時の大阪府知事・大阪市長は、「IRカジノには一切税金使いません」と公言していたにも関わらず、IRカジノ事業者であるMGM・オリックスの要望を受け、夢洲のIRカジノ設置予定地の土壌汚染対策・液状化対策費として790億円もの税金が、よりによってIRカジノ事業者に支払われようとしていること
  3. 年間2000万人が来場し、カジノ等で5400億円もの利益が上がることが想定されているが、他カジノ施設と比較して利益率が非常に高くなっているなど、懐疑的で信憑性の低いものとなっていること
  4. その他、建設予定地である夢洲へのアクセスとしての道路整備や地下鉄延伸など、万博を含む事業費全体として、すでに4000億円を超える税金が投入されようとしていること
などが挙げられている。

当初の計画から大きく変更され、また多額の税金の投入と多くのリスクが判明した「カジノ誘致」について、変更後の計画を府民に説明し、そして誘致についての賛否を問うべきだとして府民有志が立ち上げた団体が「カジノの是非は府民が決める住民投票を求める会」である。

この運動の意義は、大阪府民の主体的な運動であり、政治家やカジノ誘致に反対の団体等が政治的意図をもった運動ではないこと、またカジノ誘致に対する賛否を問うものではなく、広く府民の意思を聞くことを求める活動であることである。

REALOSAKAは、この市民運動を担うすべての大阪府民の皆様に改めて敬意を表するとともに、一人でも多くの市民が署名に協力していただけるよう広く呼びかけを行うこととする。

REAL OSAKA

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私たちについて

私達「REAL OSAKA(リアルオーサカ )」は、正確な情報をみなさんにお届けし、正しい判断をしてもらうために結成したプロジェクトです。

大阪市を解体するような大変重要で大がかりなことを、十分な議論と正確な情報が与えられないまま、判断を求められていることを危惧する有志の集まりです。

私達と同じように問題意識を持つ市民や団体が、多くの方に発信して頂けるように、自由に使えるロゴデータなどを制作し発信することに致しました。いずれも、皆様の名の下に配布・利用を頂けるものです。

なお、私達自体は特定の政党や候補者を支持する政治的目的はございません。(当サイトのクリエイティブを利用した皆様の活動におかれましてはこれを制限するものではありません)

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