政治団体「REALOSAKA(リアルオーサカ)」設立宣言

  • 正確な情報発信とファクトチェック機能を持つプラットフォームづくり
  • 大阪市廃止・分割は大阪市民にとってメリットがない
  • 「都構想にNO」「大阪市廃止に反対」
  • ゼロコスト改革で、ウィズコロナ・アフターコロナの時代にふさわしい大阪を

この間の政治状況

大阪市廃止・分割を問う、いわゆる「都構想」の住民投票の実施について、8月28日に大阪府議会で、9月3日に大阪市会で可決されたことから、11月1日に2度目の住民投票が実施されることとなりました。

大阪維新の会・日本維新の会は、すでに「対策本部」を設置し、住民投票賛成ロゴなどを掲げ、ウェブページやSNS特設サイトの運営をはじめ、所属議員による座談会やビラ配布、さらにはコロナ対策に乗じての個別活動など、潤沢な資金を背景に組織の総力を挙げた活動を始めています。

昨年の知事・市長選挙の結果を受けて、都構想に対する態度を一変させた公明党は、「圧倒的賛成多数での勝利」をめざして活動するとしています。

一方、この間、反対を貫いてきた自民党大阪府連は、大阪市外の府議会議員の一部が賛成を表明したことから分裂状態となりましたが、党として反対でたたかうことが確認されています。またその他の政党のほとんどは、反対の立場で活動を開始しています。

大阪市廃止・分割に反対しているのは政党だけではなく、多くの団体・市民もそれぞれ活動を開始していますが、そのほとんどは人員・資金不足に悩んでいます。また、住民投票には反対でも、高い支持率を誇る維新の目玉政策である「大阪都構想」に対し、明確な意思表示を躊躇する組織も少なくありません。

私たちについて

私たちREAL OSAKAは、大阪市廃止・分割を問う住民投票について、大阪市廃止・特別区設置について、メリット・デメリットがしっかりと示されないまま賛否を求められることを危惧することから、「正確かつ十分な情報に基づき、冷静な判断を市民に促す」ことを目的に立ち上げた市民団体です。そうした想いを市民の「人ノ心」に訴えかける、そのことを「大阪愛」のロゴに込め、今春から活動を開始しました。

そうした矢先に起こった新型コロナウイルス感染症の蔓延で、私たちの生活が大きく変わりました。競争主義やインバウンド頼みの経済中心の社会から、市民の命や生活を重視する社会への転換を求める声が高まっています。

国のコロナ対応の不十分さも手伝い、都道府県知事の中でも、とりわけ吉村知事が脚光を浴びはしましたが、十分な支援が届いていない企業、市民は数多く存在し、追加支援がなければ耐え切れない企業・団体が続出、経済の低下はもとより、倒産や失業者の増大を招きかねない状況と言えます。

また、医療や保健部門への人的・資金援助を強化しなければ、大阪は「医療崩壊」を招きかねない状況です。

こうした状況の中で、いま大阪市を廃止し、4つの特別区を作るために多額の税金を使っている場合でしょうか。政治がいますべきことは誰ひとり置き去りにすることなく、すべての市民を守ることです。

そうした想いに賛同してくれる市民・団体が集まり、本日REAL OSAKAを政治団体へと移行させることとなりました。

私たちのめざす未来

いま大阪府・市は、コロナ禍で大きなダメージを負っているにもかかわらず、大阪市廃止・分割を問う住民投票の11月1日実施に向け、スケジュールどおり粛々と進めています。

観光客の激減で疲弊した企業・商店の減収で、大阪経済は大きく落ち込んでいます。またコロナ対策で府の貯金(財政調整基金)をほぼ使い果たし、財政が逼迫するまでに至っています。こうした状況下、大阪市を廃止すべきではなく、むしろ残された財政の有効活用と政令市のスケールメリットをフルに活用しながら、「政治家目線」ではなく、「生活者目線」で改革すべきと考えます。

そのためには、政令市・大阪市のスケールメリットを活かしながら、条例化による二重行政の解消など「ゼロコスト改革」でウィズコロナ・アフターコロナの時代にふさわしい、広域連携や域内調整を担う「府」と、市民生活を守る「市」の役割を整理するとともに、福祉や中小零細企業支援をより一層充実させた大阪市のまちづくりをめざします。

また、11月1日執行予定の住民投票について、正確な情報発信とファクトチェック機能を持つプラットフォーム的役割を引き続き果たすとともに、大阪市廃止・分割は大阪市民にとってメリットがないということを広く市民と繋がりながら、「都構想にNO」「大阪市廃止に反対」をアピールしていきます。

さぁ、私たちREAL OSAKAと一緒に、生活者の目線で、そして市民のちからで「ウィズコロナ・アフターコロナの時代にふさわしい・大阪」を描きましょう。

2020年9月28日

REAL OSAKA(リアルオーサカ )設立宣言
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REAL OSAKA ロゴマーク

私たちについて

私達「REAL OSAKA(リアルオーサカ )」は、正確な情報をみなさんにお届けし、正しい判断をしてもらうために結成したプロジェクトです。

大阪市を解体するような大変重要で大がかりなことを、十分な議論と正確な情報が与えられないまま、判断を求められていることを危惧する有志の集まりです。

私達と同じように問題意識を持つ市民や団体が、多くの方に発信して頂けるように、自由に使えるロゴデータなどを制作し発信することに致しました。いずれも、皆様の名の下に配布・利用を頂けるものです。

なお、私達自体は特定の政党や候補者を支持する政治的目的はございません。(当サイトのクリエイティブを利用した皆様の活動におかれましてはこれを制限するものではありません)

また、同プロジェクトに参加するメンバーの氏名や活動拠点の所在地は、非公開とさせて頂いております。名前を公表することで、真意はどこにあるのか詮索され、誹謗中傷や攻撃にさらされることを私たちは怖れています。メンバーは普段、会社員であったり、クリエイターであったりと様々ですが、大阪を愛する一人の有権者として、いま目の前に提示されている案を真剣に考えよう、そのことを発信するためのプロジェクトです。

私たちの意思は、ただそれだけです。

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