REAL OSAKA、再始動。
【Re:Boot】

2020年11月1日に実施された2度目の「大阪市を廃止し、特別区を設置する住民投票」は、前回と同様、僅差ながら反対多数となったことから、大阪市は存続されることとなりました。大阪維新の会ならびに大阪市長・大阪府知事は、大阪市民の意思を重く受け止め、2度と市民に対立と分断を生むことなく、大阪市を発展させていくことを前提に、今後の行政運営を行うべきであると考えます。

にもかかわらず、松井一郎・大阪市長と吉村洋文・大阪府知事は、住民投票の結果が出て1週間足らずで、「わずか1ポイント差で否決された都構想賛成派の意見も尊重すべき」として、成長戦略・消防・水道などの「広域行政の一元化」を条例制定でめざすとともに、「総合区案制度」の導入について、来年2月議会に条例案を提出したいとしました。

一方、11月に入り寒さが増す中、全国的にコロナ感染第3波が拡大し、大阪市おいては過去最高の感染者数を出すなど、医療崩壊も懸念されています。住民投票の実施が決まって以降、大阪府市はそのことに集中し、保健所の整備や医療体制の構築など必要なコロナ対策を疎かにしていたからだと言わざるを得ません。

いま、行政が真っ先にすべきことはコロナ禍で傷んだ大阪市民・企業への支援であり、大阪府・市はコロナ対策に尽力されるべきです。コロナ禍の影響による減収で2021年度の予算編成すらままならない中、経済を再生させるためにも、まず実行すべきことは、保健・医療の拡充や雇用対策など、市民の暮らしに必要な対策を講じることです。

また、大阪に必要な改革は、政治主導の改革ではなく、市民目線に立った改革です。大阪市の廃止や合併などの「制度変更」ではなく、「政策による改革」が求められていると考えます。とりわけ、今回の住民投票の実施にあたり、市民から「メリットばかりが説明され、デメリットが分からない」、「市民に丁寧な説明がされていない」などの声が上がっていたことをふまえ、メリット・デメリットを市民にしっかり明示し、そして市民の合意を得たうえでの改革が求められていると考えます。

REAL OSAKAはこの間、さまざまな立場の市民・団体とともに、大阪市廃止の問題点についてビラやウェブサイトなどを通じて情報発信し、多くの市民・団体と繋がってきました。

こうした繋がりを大切にしながら、さらに多くの市民・団体と連携し、政令市・大阪市のメリットを存分に発揮しつつ、さらに府と市の役割分担を明確にすることで二重行政を解消しながら、市民本位のまちづくりを実現するために、議会や各会派に政策提言できる団体をめざし、REAL OSAKAは再始動します。

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REAL OSAKA ロゴマーク

私たちについて

私達「REAL OSAKA(リアルオーサカ )」は、正確な情報をみなさんにお届けし、正しい判断をしてもらうために結成したプロジェクトです。

大阪市を解体するような大変重要で大がかりなことを、十分な議論と正確な情報が与えられないまま、判断を求められていることを危惧する有志の集まりです。

私達と同じように問題意識を持つ市民や団体が、多くの方に発信して頂けるように、自由に使えるロゴデータなどを制作し発信することに致しました。いずれも、皆様の名の下に配布・利用を頂けるものです。

なお、私達自体は特定の政党や候補者を支持する政治的目的はございません。(当サイトのクリエイティブを利用した皆様の活動におかれましてはこれを制限するものではありません)

また、同プロジェクトに参加するメンバーの氏名や活動拠点の所在地は、非公開とさせて頂いております。名前を公表することで、真意はどこにあるのか詮索され、誹謗中傷や攻撃にさらされることを私たちは怖れています。メンバーは普段、会社員であったり、クリエイターであったりと様々ですが、大阪を愛する一人の有権者として、いま目の前に提示されている案を真剣に考えよう、そのことを発信するためのプロジェクトです。

私たちの意思は、ただそれだけです。

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